前回監視カメラについて記事にしましたが、カメラそのものよりもサービスを売り込める警備会社が伸びるのではないかと思い、調べてみました。
1.警備会社(セキュリティ)業界は今後も伸びる?
国内では、オリパラや大阪万博を控えていることや防犯意識の高まりから将来有力のようです。
海外についてはよくわかりませんでした。というのも、海外で「警備」というと、「民間軍事会社」「傭兵」などの部類も入ってしまい、日本でいう警備業界とは意味合いが異なってくるのですよね。。
2.警備会社の世界大手はどんなところ?
とはいえ。セコムやALSOKが海外で成長していくにあたり、グローバルの警備会社はどうなっているのか調べてみることにしました。ぐぐってみるといくつか出てきました。
G4S plc(LSE) 世界最大手
Securitas AB(Stockholm)
Prosegur(Spain)
ADT Corporation(Private)
Brinks company(NYSE)
※()内は上場している市場です。
米企業が多いのかと思いきや、欧州企業が多くヒットしました。
スウェーデンはヴァイキング、イギリス・ポルトガルは大航海時代の海賊を連想してしまいます。(関係あるかは不明です)
規模からいうと、G4S plcやSecuritasがよさげですが、世界最大手とされるG4S plcでも売上は£7.5Bnなので、換算すると約1兆円。セコムとほぼ一緒なんです!セコム凄い!
欧州市場の株はどうせ買えないし、セコムでいいかなというかんじです。(というかなんで日本で欧州の株って買えないんでしょうか?規制?)
海外で唯一買うことが出来たのが、Brinks Company(BCO)でした。こちらは貴重品の警備輸送に強みがあるようです。チャートを見てみるとかなり上昇しています。現在市場最高値付近で、配当利回りも0.66%とちょっと物足りない水準です。
為替で打たれている部分はありますが、業績は伸びています。事業の大半が北中南米なので、ドル高の影響を受けている感じですね。
3.結論:セコムが1番良さそう
一方、セコムの株価はこんな感じです。高いですが、PERは24倍とBCOに比べればまだ買いやすい水準です。配当利回りも1.8%と高くはないけど、成長性を考えれば納得できる水準かなと。
やっぱりセコムを買おうかな・・・。一応これらもサブスクリプションモデルともいえますし、継続的な利益増が期待できます。
4.懸念点もある
一方、オリパラ・万博後の反動は気になります。また、人口減社会において需要がどこまで上がるかも不透明です。日本の犯罪率自体も減っていますし、電子マネーが主体になると、現金・現物にかかわる需要も低下します。
高齢者が多い・賃金が低いという業界特性もマイナスポイントです。
どうして日本の警備員って、高齢者が多いんだろう?と謎だったんですが、もともと守衛さんを高齢者・退職者が担っていたところ、守衛さんの業務に警備業務が新たに追加されていったのに(業務内容が変わったのに)、担い手が変わってこなかったためともいわれているようです。
もちろん警備業務によって担当者も変えているのでしょうが(交通整理なら高齢者、現金輸送なら屈強な人など)、海外の警備員はみんな強そうなので、日本の警備員は少し心もとなく見えます。安全な国という裏返しでしょうか。米国の警備員なら、給料は高くても、銃社会のため文字通り命がけですものね。
でも、何より、炎天下で立ちっぱなししている高齢警備員の方をみたりすると、胸が痛くなります。元気に楽しんでおられる方なら良いのですが。。下記記事などで特集されていますが、社会問題の一端ですね。
5.サイバーセキュリティの方がわかりやすいか
ここまで調べてみて、監視カメラ会社 < 警備会社 < サイバーセキュリティ会社のほうが将来性が期待しやすいかなと思いました。
今後はサイバーセキュリティ会社についても調べてみたいと思います。
↓ヴァイキングを描いた漫画。面白いです。
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