今週のお題「紅葉」
紅葉と聞いて頭に浮かんだのは
「奥山に もみじ踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき」
という百人一首の歌。
雄鹿は秋になると求愛で牝鹿にアピールして鳴くらしいです。その鳴き声に自分の恋愛や、離れた男女が恋しく想い合う気持ちを重ねたり、もみじが枯れて落ち葉になる様に人間の生死を連想して「秋は悲しいなぁ」と表現した歌。
インベスター猫的には、冬は寂しいけれど、秋は収穫の季節だし、過ごしやすくて外出にもぴったりだし、秋晴れも気持ちいいし、悲しいっていう表現はピンとこないのですが、、、
それはまだ人生経験が浅いからなのか、はたまた収穫を喜ぶなんて農民と発想が同列だからそれを超えた貴族の雅に到達できていないのか、秋の鹿の切ない鳴き声を知らないからなのか、、
ということで、聞いてみました鹿の声。
「ぴぃぎゃーおーーーーーーーーん」と長い。鹿ってこんな風に鳴くんだ。たしかに必死さが伝わる。なんか思ってたのと違う。獣っぽくないとうか、初めて聞く種類の声。女性の叫び声のような。この動画は発情期バージョンのようで、別の動画でみた普段の鳴き声はピーピーって鳥みたいと思いました。
人里で育ったインベスター猫、土と暮らす生活に憧れがあります。こんなに日本の風土に根付いている鹿の声すら聞いたことがない人生ってなんだか悲しいなぁと思うのです。