インベスター猫の7,000万円投資ブログ

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アナ雪2が深すぎた。エルサはなぜ凍ったのか(ネタバレ感想)

アナと雪の女王2を見ました。エルサの自分探しの旅も良いのですが、「過ち」を認めて今からできる正しいこと「The Next Right Thing」をしていく、というテーマにも胸が震えました。

「これってどういう意味?」「あれって結局なんだったの?」と、疑問が残ることも多かったですが、その分、考察サイトを見て「そういうことか!深すぎる!」と感嘆したり、自分なりの解釈を見つけたり、そういう楽しみ方もできる贅沢な作品です。それに耐える深い作品ということですね。

以下、当初見た時の疑問点と、あとから調べてわかったことなどを書き連ねます。ネタバレ含むので、まだ見ていない方はご注意ください。また、だれか答えを知っている人は教えてください。(2021/11/21にいくつか追記しました)

 

 

 

 

 

(ここからネタバレです)

1.なぜ、エルサに力は与えられたのか―。

映画のキャッチコピーであるこの謎が、観てもよくわかりませんでした。アナは「お母さまが良いことをした(父を助けた)から精霊のご褒美」的なこと言っていましたが・・・。良いことしたら力を与えてくれるなら、ほかにももっと多くの人が力をもらえそうですが・・・。

「ノーサルドラ」と「アレンデール」の和解を導くことが目的だったのでしょうか。先祖の愚行のせいで、生まれながらにそんな使命を負わされたならエルサかわいそうすぎる。

また、力を与えられたことに理由があるなら、ほかの精霊たちはどうなんでしょうね?

 

2.なぜアナとエルサの両親は旅に出てしまったのか?

「エルサの力の謎を解くため」みたいですが・・・なんで二人そろって行ったの?危険な旅になるのはわかっていたのだから、どちらか一人で行けばよかったじゃないですか。国と未成年の子供残して、国王と王女が二人そろって危険な航海に出る理由はないでしょう。

 

3.なぜ両親は「アートハラン」に行ったことを隠したのか

また、本当は「アートハラン」に向かっていたのに、「サザンシー」に行くとエルサとアナに嘘ついていたのも謎です。「アートハラン」が危険だから、あとを追ってこないようにしたかったのでしょうか。「アートハラン」が唯一の解決策であったのであれば、それを子供たちに教えなかったのは、自分たちが死んだあとの家族のことを考えていないと思います。

 

4.エルサを呼ぶ声の正体は?

考察サイトをまわってみたところ、「アートハラン」説、「母」説、「エルサ自身」説などありましたが、結局よくわかりませんでした。

「母」がエルサに真実(祖父の裏切り)を見せて、「ノーサルドラ」と「アレンデール」の和解を導くことを望んだ、という説に対しては、上記3と関連して、ますます母の無責任さを感じてしまいます。

 

「エルサ自身」説なら、ノーサルドラのほかの人(火の精霊のゲイルだけだったか?)も声が聞こえたのが謎です。

 

5.なぜ両親の船が「ノーサルドラ」にたどり着いたのか

アナは「ダークシーを通って・・・」とか言っていましたが、結界を通り抜けた理由がいまいちわかりませんでした。

 

6.エルサたちは「ノーサルドラ」の結界にどうして入れた?

エルサは「氷の力を持つから」なんでしょうが、アナたちも許されたのはなぜ?

 

7.ゲイル(風の精)とブルーニ(火の精)がエルサたちを襲った理由

エルサたちを「アレンデール関係者=悪」と判断したとの考察もみましたが、それならゲイルはなんでエルサ父を助けたのでしょう。いままでアレンデールの残兵たちに攻撃してこなかったのでしょう。

ブルー二は、以前のエルサとおなじで「怯えていただけ」という考察もみました。ナウシカとテトみたいでしたね。

 

8.ダムが諸悪の根源って知っていたのは誰?

「精霊たちはダムの破壊を予感していたから、アレンデールの国民たちを街から追いやった(丘に避難させた)」みたいなくだりがあったと思うのですが、ダムが悪いと知っていたら、大地の精霊は最初から自分でダムを壊せばよかったのではないでしょうか?

 

9.母イドゥナはどうやって王国にもぐりこんだのか

国王からのプロポーズのときに、いままで秘密にしていた出自について語ろうとするシーンがありますが、身元不明の少女がどうやって国王の近くで暮らせるようになったのでしょう。国王以外には「ノーサルドラ」出身であることは秘密にしていたようなので(アナとエルサも知らなかったし)、出自不明の少女との結婚を周囲がどうして許したのかも不思議です。

アナとクリストフも結婚できるし、アレンデール王家の結婚はかなり自由ですね。

  

10.エルサは死んだの?

エンドロールの最後のおまけでオラフがあらすぎを語るとき、「エルサ死ぬ」「オラフ死ぬ」「アナ泣く」と言っていましたが、エルサあのとき死んでいたのですか?

(2021/11/21追記)

海外考察サイトでは、アナがダムの上でマティアス中尉に“my sister gave her life for the truth,”(姉が命をかけて真実を教えてくれた)と言っており、これが文字通りエルサが死んだことを意味している、と記載するものがありました。

また、アナに王位を譲ったのもエルサは一度死んだから&第5の精霊になったからもう女王でいられない、という説もみました。

11.エルサはなぜ凍ったの?

「死んだ」らしいあのシーン、なんで凍ったのかわかりませんでした。「エルサが自分の心の不安定さに負けたから」みたいな考察も読みましたが、謎です。

(2021/11/21追記)

海外考察サイトにはこんな説がありました。

「魔法の川の子守歌」の歌詞の英語原文は“Dive down deep into her [Ahtohallan’s] sound… but not too far or you’ll be drowned.((答えが欲しいなら)深くアランハートの声に潜りなさい でも潜りすぎないで さもないと溺れるから)というものですが、エルサは過去の真実を知るためにどんどん下へくだっていき、文字通り溺れてしまった、というもの。真実を知った代償ということですね。ちなみに日本語の正式な歌詞は「あなたが 求める 答えは そこに眠る 探してみなさい おぼれないようにね」というもの。"or you’ll be drowned"の「さもないと」の意味合いが省かれてしまっていますね。吹き替えの限界を感じます。

また、他の説は「祖先の占領の歴史を知ったショックで凍ってしまった」というものも。前作「アナ雪1」でエルサは恐怖に圧倒され力のコントロールを失い、アナに凍ってしまう氷を突き刺してしまいます。今作もエルサはショックで魔法のコントロールを失い、氷が自分自身に刺さって凍ってしまったというものです。

insidethemagic.net

screenrant.com

12.エルサはなぜよみがえったの?

ダムの結界とともによみがえったのは、精霊の力が解放されたからだと思いますが、「死んだ」後でもよみがえるものなのですね。

(2021/11/21追記)

上記海外サイトでは、前作で真実の愛「エルサを救うためのアナの自己犠牲」でアナが元通りに戻ったのと同じで、今作でもアナの自己犠牲(自身を危険においやっても諸悪の根源となっているダムを壊そうとする行為)によって解かれたという紹介がありました。

13.エルサはいつから精霊になったの?

生まれた時からなのか、凍って死んだあとなのか。凍って死んだあと、「本当にエルサなの?」(アナ)、「エルサ、変わったね」(クリストフ)といわれてましたが、凍って死んだあとに精霊になったのでしょうか。もう人間じゃないのでしょうか。

生まれたときからじゃないと力が使える理由にならないので、こたえは「生まれたときから精霊だが、凍って死んだあと(ダムが決壊したこともあり)さらにパワーアップした」というかんじでしょうか。

アナがダムを壊したことも見ていないのにわかっていたし、精霊と意思疎通できるようになったみたいだし(「精霊たちで決めた」と言っていた)、死んだあとにより人知を超える存在になったようですね。

 

14.エルサそばかす増えてる?

そばかすがあるアナに対し、真っ白な肌のエルサ。そんなイメージでしたが、今回エルサにもそばかすがいっぱい。あれ?こんなにあったっけ?

前作では家に閉じこもっていたからそばかすもなかったですが、ありのままになってから陽の光を浴びるようになり、そばかすも増えた設定みたいです。

 

15.マシュマロウ(雪のモンスター)もよみがえったの?

エンドロールの最後のおまけでエルサが前作でつくったマシュマロウ(雪のモンスター)も出てきましたが、オラフが死んだなら、このこも死んだはずですよね。オラフと同じで、エルサが生き返ったあとよみがえらせたのでしょうか。

 

16.「ノーサルドラ」にはこんなに深い背景があったの?

下記のブログで学びましたが、前作で「文化盗用」「差別」などの批判を受けたディズニーは、今回「過去の過ち」を認め「The Next Right Thing」をしていくために、さまざまな対応をしたそうです。その一つが、ノーサルドラで描いたサーミの文化。

サーミとは、スカンジナビア半島北部ラップランド及びロシア北部コラ半島に居住する先住民族なのですが、前作ではこの文化を拝借しつつも、サーミ人そのものが出なかったり、サーミ人ぽいクリストフが白人化されている、などの批判があったそうです。今回は、適切な描写となるように、サーミ人と文化的な助言をしてもらう契約したそうです。

ikyosuke.hatenablog.com

ja.wikipedia.org

 

17.トキシック・マスキュリニティってなに?

クリストフの歌のシーンがやたら長かった。クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」などをオマージュしたらしく、楽しめたが、少し長すぎた。大人は楽しくても、子供はいまいちなんじゃないか。でも、この歌含め、うまくプロポーズできないクリストフには、こんな深い意味も込められていたらしい。

制作陣は欧米で昨今問題視されている“トキシック・マスキュリニティ”(Toxic Masculinity/有害な男らしさ)に対する警笛の意味が込められていると明かしており、この作品を観た小さな男の子たちに、「男らしさとは、つねに強くあろうとする必要はない」、「時には弱さを見せても大丈夫」といったメッセージを送ろうとしている。

front-row.jp

 

18.クリストフ、国王になるの・・・?

なるんでしょうが、務まるのか心配。

クリストフも、エルサ同様、自然とともにしか生きられないのでないでしょうか。森と離れたらうつ病とかになりそう。スヴェンも。週末婚とかにするのかな。

 

19.祖父の描き方が現実的だった

おじいちゃん、嫌な奴でしたが、現実的でしたね。他民族との付き合い方、環境破壊(ダム建設)、人類の歴史そのものでした。

 

20.エルサよかったね

のびのび暮らせる場所が見つかって、よかったね。アレンデールでは、女王のままでは、ありのままではいられなかったんだね。

(2021/11/21追記)

ちなみにエルサは恋人がいない設定だそう。これは専門家による科学的な性格分析の中で、エルサは女王としての重圧とアートハランからの謎の声の悩みでいっぱいいっぱいで恋人をつくる気はない、と考えられたためだそう。

魔法の森でのびのびし始めた後はまた違うかもしれませんが、もはや精霊となったいまは人間に対する性格診断はあてはまらないかもしれないですね。

エルサの恋人はボーイフレンドなのか?ガールフレンドなのか?という議論を楽しんでいる人々もいるそうです。

 

21.ジェンダーバイアスへの挑戦

さまざまなジェンダーバイアスにも挑戦している今作。ジェンダーバイアスとは「男らしさ」「女らしさ」などの 男女の役割に関する固定的な観念や、それに基づく差別・偏見・行動などのこと。

最初の方にエルサがこどもたちに魔法で氷のおもちゃを作ってあげるシーンでも男の子にぬいぐるみを、女の子にはリクエストされて六分儀(航海や天体観測に使うもの)を作ってあげるところもメッセージ性が伝わってきました。

先ほど紹介したトキシック・マスキュリニティの件もそうですね。

また、ディズニープリンセスは、長い期間をかけて「守られるプリンセス像」から「自立した女性像」に脱却してきているので、アナやエルサが自分の力で頑張る姿はもはや当たり前の姿として世界に受け止められていると思いますが、それでもエルサがドレスを脱ぎ捨ててダークシーに何度も立ち向かうシーンや、アナがエルサとオラフを失って悲しみながらもTne next right thingをするためにダム破壊に向けて命をかける勇敢なシーンはますますその考え方を後押ししていくことになるのでしょう。

 

おしまい

 

 

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