中国個別の問題かもしれませんが、ソーシャルレンディング(≒P2P[個人間貸付け])に関する気になる記事を見かけました(1/24付と古くてごめんなさい)。P2P融資を手掛ける中国企業の米国での新規株式公開(IPO)計画からGSやシティなどの金融機関が手を引く事例が相次いでいるそうです。
それぞれ個別事案の問題なのか、P2Pという業界の問題なのか。
業界の問題だとすると、日本のソーシャルレンディングにも共通する課題です。例えば、「情報開示が限定的でリスクが高い」点などです。
日本のソーシャルレンディングは拡大してきているとはいえ、海外に比べれば規模も小さいし、そもそも個人間ではなく中小法人への貸付がメインだから、海外のP2Pに比べたらリスクは大きくなさそう。
でも、日本でも延滞案件が増えてきているようだし、しばらくは償還を迎えた資金の積極的な再投資は控えようかと思います。
インベスター猫はポートフォリオを拡大すべく、maneoやクラウドバンクでソーシャルレンディングに150万くらいかけてきましたが、いまは50万円くらいに減らしています。
記事に戻りますが、12年に事実上ゼロからスタートした中国のP2P融資、22兆円規模に成長したというのはすごい規模です。銀行への規制を背景に、爆発的に伸びたのでしょうが、これが逆回転を始めとしたら、さすがに中国経済もしんどいのではないでしょうか?