インベスター猫、怒っています。
人の命を預かる仕事が、ひどすぎませんか?相次ぐ事例を見ると個人の問題だけでなく組織風土の問題である点も明らか。同僚の見て見ぬふりや会社の甘い処分には呆れる限り。倫理観はないのか。
今後も世界はますますつながっていくし、株主優待・インバウンド効果もあるので株購入を検討していたけれど、腐った飲酒パイロットを根絶しない限り買わないことにしました。
・2017年12月成田発シカゴ便で前夜に飲酒した機長が自主検査で0.09ミリ(0.1ミリでアウト)だったため正式検査で替え玉する
・新型のアルコール感知器を導入した17年8月~18年11月に操縦士が意図的に出発前のアルコール検査をしていなかったケースが163件あった
・新型感知器導入後、アルコール濃度が基準値を超えたケースが19件もあり、このうち12便でフライトが遅延
・10年11月にシドニー発成田行き便に乗務予定だった機長が豪当局の抜き打ち検査で呼気1リットル当たり0.095ミリグラムのアルコールが検出され、同国の基準に抵触したとして乗務を禁じられたケースがあった
・18年10月に副操縦士が規定の9倍以上のアルコール検出でイギリス警察に逮捕、実刑判決。事前の検査では呼気を感知器に吹きかけず、確認するはずの2人の機長も確認せず。バス運転手の通報で発覚、つまり内部の牽制は全く機能せず。逮捕時には目がトロンと酔っ払ってる様子。
人手不足による過重労働や不規則な生活・重責によるストレス、家族と離れ離れのさみしさなどで擁護する声もあるみたいですが、それとこれとは全く別。飲酒運転していい理由には全くならない。毎晩飲みたいなら毎晩飲んでも支障ない別の仕事をすれば良いだけ。そんな仕事世の中にいくらでもある。
が、そもそも法規制がなかったり、自主規制・検査もない航空会社もあったりと、問題は根深い模様。防げる事故で被害になんかあいたくない。業界全体で実効性のある改革が一刻も早くされますように。